オランダ生活。食文化の違い。
妊娠後期に入り、思うように身体が休まらないせいか体調を少し崩していました。。。
今日は天気も良く調子が良いので、食文化の違いについて書き留めておこうと思います。
私はどっぷり日本食大好きなのでこちらに来てもどこか日本食の味付けやスタイルを求めてしまいます。日本の味といえば、だしがしっかり効いた煮物だったり、醤油、味噌などのしょっぱい系の味付け、ある意味手間をかけて作り込むことで成り立つのかなと自分では理解しています。オランダ料理は素材を茹でたり、焼いたりしたものに好みのソースやシーズニングをかけて食べる、市販のスープの素で味付けをする、そして食べるときは全てをスプーンなどで混ぜる、押しつぶしてから食べる方法を取ります。
違いを明確にしたいがために少々ぶっきらぼうな説明ですが、勘違いしてほしくないのは料理や食べ方には各家庭のルールがあるので一概にみんな同じ考えではありません!
あくまでこのような食べ方をする家庭もあるし、私のオランダ人の友人夫婦はオランダ式の食べ方を好まないのでいつも他の国の料理を作るのよ!と断言していたりするので、その家庭、その人によって違うことは理解していただきたいです。
話を戻して、最初はその食べ方に衝撃を受けましたが、慣れるものです。そうした方が美味しいとも思い始め、最近は躊躇しません。良いところは素材の味を生かす食べ方=塩分過多にならない、料理に時間を取られない=家族や大切な人との団欒の時間を多く設ける事ができる、と言ったことでしょう。さらに食事の後の片付けも、食器洗いは軽めに汚れを落とすのみで残りは翌日以降時間があればやればいい、もしくは食洗機に任せると言った考え方が一般的のため、家事の負担が激減します。
ただ私は、まだ放っておくことに抵抗があるためその日の体力が残っていて調子の良い時は洗ってしまうのですが、なんで今やるの?置いておけば良いんだよ?と言われてしまうくらいです^^; なので子供が産まれたらオランダ式へ切り替えたいと思います。。。甘えれることろは今から甘えておきます。。。
朝と昼はパン、夜は温かい食事というスタイルがこちらの家庭では一般的です。ランチにはサンドイッチを持っていくのですが、パンにチーズを挟めたものをパートナーは自分で作って持っていきます。送り出す側としては、お弁当とか、せめてパンに野菜やお肉など精のつくような食材をぎっしり詰めて持たせてあげたいと思うのですが、そこまでは必要ない、量が多いそうです。これも文化の違いですね。こちらとしてはプレッシャーを感じなくて良いのですが、未だ気持ちは慣れないところです。
オランダ式の食事にも慣れましたが、やはりどこか日本食を求めてしまう日々です。以前はオランダにいるのだからそれに慣れなきゃいけない、日本食からは一旦遠ざかろうと考えたのですが、それだと自分が必要以上にストレスを感じることがわかりました。ですので今は、どちらの料理も良いところを取り入れて、自分が無理に感じない料理、食事の時間を楽しむことに重点を置いています。
こちらでもある程度の日本の調味料は手に入りますし、ありがたいことにTwitter等でこちらの食材、調味料を使って日本食を作ってみたレポートなど貴重な情報を得ることが容易な時代です。日本の食材があれば簡単なのになぁと考えてしまうこともありますが、その考えはいつかできる一時帰国で叶えるとして、今はパートナーや新しい家族といるこのオランダでの生活をどのように自分なりに解釈、適応し生活していくかということが楽しみでもあり課題でもあります。
新しいものに挑戦するのはあまり得意ではないので、レストランでもいつも決まったメニューを頼んでしまう私ですが、そんな私でも少しづつですが挑戦し文化の違いを理解しつつ、産まれて来る子供には両方の国の文化をより深く知ってもらいたいと目論む日々です^^
お読みいただきありがとうございます。