アラサー妊婦、オランダへ移住🇳🇱

備忘録。すべてが未知の挑戦です。

オランダ生活。食文化の違い。

 

 

妊娠後期に入り、思うように身体が休まらないせいか体調を少し崩していました。。。

 

 

今日は天気も良く調子が良いので、食文化の違いについて書き留めておこうと思います。

 

 

私はどっぷり日本食大好きなのでこちらに来てもどこか日本食の味付けやスタイルを求めてしまいます。日本の味といえば、だしがしっかり効いた煮物だったり、醤油、味噌などのしょっぱい系の味付け、ある意味手間をかけて作り込むことで成り立つのかなと自分では理解しています。オランダ料理は素材を茹でたり、焼いたりしたものに好みのソースやシーズニングをかけて食べる、市販のスープの素で味付けをする、そして食べるときは全てをスプーンなどで混ぜる、押しつぶしてから食べる方法を取ります。

 

 

違いを明確にしたいがために少々ぶっきらぼうな説明ですが、勘違いしてほしくないのは料理や食べ方には各家庭のルールがあるので一概にみんな同じ考えではありません!

あくまでこのような食べ方をする家庭もあるし、私のオランダ人の友人夫婦はオランダ式の食べ方を好まないのでいつも他の国の料理を作るのよ!と断言していたりするので、その家庭、その人によって違うことは理解していただきたいです。

 

 

話を戻して、最初はその食べ方に衝撃を受けましたが、慣れるものです。そうした方が美味しいとも思い始め、最近は躊躇しません。良いところは素材の味を生かす食べ方=塩分過多にならない、料理に時間を取られない=家族や大切な人との団欒の時間を多く設ける事ができる、と言ったことでしょう。さらに食事の後の片付けも、食器洗いは軽めに汚れを落とすのみで残りは翌日以降時間があればやればいい、もしくは食洗機に任せると言った考え方が一般的のため、家事の負担が激減します。

 

 

ただ私は、まだ放っておくことに抵抗があるためその日の体力が残っていて調子の良い時は洗ってしまうのですが、なんで今やるの?置いておけば良いんだよ?と言われてしまうくらいです^^; なので子供が産まれたらオランダ式へ切り替えたいと思います。。。甘えれることろは今から甘えておきます。。。

 

 

朝と昼はパン、夜は温かい食事というスタイルがこちらの家庭では一般的です。ランチにはサンドイッチを持っていくのですが、パンにチーズを挟めたものをパートナーは自分で作って持っていきます。送り出す側としては、お弁当とか、せめてパンに野菜やお肉など精のつくような食材をぎっしり詰めて持たせてあげたいと思うのですが、そこまでは必要ない、量が多いそうです。これも文化の違いですね。こちらとしてはプレッシャーを感じなくて良いのですが、未だ気持ちは慣れないところです。

 

 

オランダ式の食事にも慣れましたが、やはりどこか日本食を求めてしまう日々です。以前はオランダにいるのだからそれに慣れなきゃいけない、日本食からは一旦遠ざかろうと考えたのですが、それだと自分が必要以上にストレスを感じることがわかりました。ですので今は、どちらの料理も良いところを取り入れて、自分が無理に感じない料理、食事の時間を楽しむことに重点を置いています。

 

 

こちらでもある程度の日本の調味料は手に入りますし、ありがたいことにTwitter等でこちらの食材、調味料を使って日本食を作ってみたレポートなど貴重な情報を得ることが容易な時代です。日本の食材があれば簡単なのになぁと考えてしまうこともありますが、その考えはいつかできる一時帰国で叶えるとして、今はパートナーや新しい家族といるこのオランダでの生活をどのように自分なりに解釈、適応し生活していくかということが楽しみでもあり課題でもあります。

 

 

新しいものに挑戦するのはあまり得意ではないので、レストランでもいつも決まったメニューを頼んでしまう私ですが、そんな私でも少しづつですが挑戦し文化の違いを理解しつつ、産まれて来る子供には両方の国の文化をより深く知ってもらいたいと目論む日々です^^

 

 

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オランダ生活。オランダで採血した話。

 

 

前回の産婦人科受診から採血してくるように言われ、近くの病院へ採血をしに行った記録です。

 

 

産婦人科の方よりオーダーシートのようなものを渡され、内容はオランダ語のためあまりよくわかなかったのですが、とりあえず日本の産婦人科で行うような血糖などを調べるようにと言った内容だと思います。日本では産婦人科でも採血などは可能ですが、私の通うクリニックでは行っておらず近くの病院へ委託するような体制でした。

 

 

パートナーが住んでいるところから近い病院を探し、ネット予約をしてくれました。ある程度の許容範囲はあると思いますが、日本のように居住区以外の病院を受診できるわけではなく、基本的には登録居住区近隣の病院の利用を勧められていたと思います。遠くからわざわざ受診するとなると、受診の際に質問を受けることになり少々面倒です。私たちは引っ越しも同時期に兼ねていたのでこれに当てはまり、話をややこしくしていました。パートナーが全て説明してくれましたが1人だったら大変だったと思います^^;コロナのためか、こちらも完全予約体制で2〜30分おきくらいに枠が設定されており自身で好きな時間を予約する形です。診察内容は事前に受け取っていたオーダーシートの番号を入力することで把握し振り分けられているようでした。

 

 

当日病院へ行くと、待合には診察が終わった患者さん1人が帰るところで、最初から最後までお医者様以外ほぼ誰とも接触することなく終わりました。5分前ほどに着いたのですが受付なども必要なく、待合で予約時間まで待つのみでした。それぞれ何をする部屋なのかドアに記されており、予約時間が来たらそこから担当の方が出て名前を呼んでくれました。パートナーも同伴可能でした。一安心。

 

 

パートナーには一応パスポートも持参したほうが良いことを言われていました。まず担当のお医者様へ産婦人科でもらったオーダー用紙を渡し、本人確認のためパスポートを出すように言われました。オランダのパスポートではないの?と問われ、まだビザを申請中であることなどをパートナーが説明してくれました。すると何かの確認のためどこかへ電話をしました。私たちは把握していなかったのですが、すでに患者登録されていたらしく『patient number』を教えてくれました。それがあることで診察を受けられるようです。

 

 

採血の方法はほぼ日本と同じ、採取する容器の本数が多いことに少々びびってしまいましたが痛くもなくすぐ終わりました。個人的に採血など血を見たり針を刺すこと自体苦手なほうだったのですが、去年点滴を数回する機会があったのと、検査や妊娠を機に採血をする機会が多くいつの間にか耐性がついたようで、今日は針を刺すところをガン見していました。あんなに嫌だったのに不思議です。

帰り際には「今日は全てパーフェクト!気分は大丈夫?帰ったらすぐご飯を食べてねー!」などと声をかけてもらい、直前までの不安とは対照的にあっけなく終了しました。

 

 

支払いについても当日するわけでなく、採血を終えるとすぐに病院を出ました。後から請求書なりが届くのかな?パートナーも仕事の時間が迫っていたので詳しくはまだ聞いていないのですが、全て患者カルテで管理されているであろうことなので今はとりあえず保留です。進捗はまた。

 

 

お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

妊婦生活。オランダで初めての産婦人科受診。

 

 

 

今回は、妊娠28週で初めてオランダの産婦人科に行った事を書き留めます。

 

 

今現在はパートナーの実家で1ヶ月ほどお世話になっているのですが、出産前には新居に引っ越し予定です。そこからは車で10分ほどのところの病院をクラームゾルフを通して紹介してもらいました。もう少し首都の方であれば日本語対応の施設もありましたが、私の住む予定の場所は田舎の地方なので、英語が流暢に通じる方も2、3人ほど。完全予約制、コロナの関係で診察室には本人しか入室できないそうです。オランダ語は話せない旨を伝えているので、やりとりは英語になると思いますが医療用語は全くわかりません。

 

 

事前に日本の病院からお手紙をいただき、家族がデータを送ってくれたのですが全文英語というわけでは無いので、念のためできる範囲で翻訳して持ち込もうと思います。不安しかありません;;でもやるしかありませんね。赤ちゃんが元気であれば良いです。

 

 

まだビザが降りていない為、オランダの医療保険に加入することができないためひとまず自費になります。移民局に問い合わせたところ、申請期間中の受診はビザ取得後、保険適用の金額を返金要求できるそうです。いくらかかるのやら。。。  

 

 

さて受診当日、病院ではなくクリニックでの診察でした。必要があればそこから病院の紹介状を出してもらい、自身で予約をするようです。他のお店なども立ち並ぶ一角にクリニックがあり、入口を入るとすぐに数人待てるような待合室。椅子がコロナの影響か等間隔で4つほど置いてありました。完全予約制なのでそこまでスペースも必要ないのかもしれません。入るとすぐに「Hoi!」と明るく挨拶され、少し待つように言われましたがすぐに呼ばれました。パートナー同伴で大丈夫だったので一安心です。

 

 

部屋は他に2つほどあり、1つは話すだけの部屋でした。そこで名前や住所などの基本情報、今までの受診の経緯、持病などないかを聞かれました。その後、もう一つの部屋の同僚の方と相談する為に一旦退出。すぐに呼ばれ、もう一つのエコーがある部屋に入室しました。そこでは別の方により詳しく説明や質問をされました。性行為に対するトラウマがないかなど、日本ではあまり聞かれることのない質問も受けたのがオランダ独特だなあと実感しました。終始、楽しく和やかに話は進み、最後にお腹の触診、エコーで心音チェックをし終了です。

ほぼ日本の産婦人科と同じ診察内容でした。妊娠についてのパンフレットと、血液検査の依頼書を受け取り次回2週間後までに血液検査を病院で済ますように言われました。持参した日本の紹介状は、正直あまり役に立ちませんでした^^;

 

 

次回、オランダの病院へいよいよ初受診です!かなり緊張しますが。。。頑張ります!

 

 

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オランダ生活。大寒波、大雪到来。

 

 

今回は、オランダでは珍しい大雪の日の出来事を書き留めます。

 

 

私自身、雪国出身で大雪には慣れていたのですが、パートナーからオランダは寒いけど雪とか全然積もらないよと聞いていたので、やっと例年の雪かきから解放される。。。!などとうつつを抜かしていたのですが、なんと大寒波を連れてきてしまったようです。

 

 

一気に雪が積もったのが先週の日曜でした。数日前までは昼間はポカポカ日向ぼっこができるほど暖かい天気だったのに、その日は朝から雪がやまず、起きた時には20cmほど積もっていました。電車等も全てストップしていたらしいですね。

 

 

個人的に驚いたのは、朝から近所の公園や広場では子供達がスノースーツ、雪靴のばっちり装備で遊んでいたことです。そういったものを持っていないと勝手に思い込んでいました。あとこちらではプラスチック製ではなく、木製のソリがスタンダードっぽいです。

 

 

私なんて週明けから始まる仕事へパートナーが無事辿り着けるのか、数日後の病院訪問は車で30分かかるところだけど、スタッドレスタイヤでは無いことを聞いて朝からおろおろしていたのですが、(地元の北海道なら余裕レベルなのに。。。)

オランダ人はポジティブというか、楽しみ方が上手だなあと感心させられてしまったのが、ニュースで流れてきた『警官VS市民の雪合戦動画』だったり、『子供が乗るソリを車で引っ張って遊ぶ動画』、『歩くスキーで通勤する動画』でした。どれも楽しそうだったし怪我さえしなければ誰にも迷惑かけない訳ですが、何よりもそれが容認されているのがオランダって自由だなあと感じました。

 

 

私は根が日本人気質なのか、危険行為かもと周りの目を気にしてしまったりしてしまいます。。。そういったところは、意識改革していかないと知らぬ内に考えが凝り固まってしまってしまい、押し付けかねないので気をつけようと思います。

 

 

とりあえず、車で片道45分かかる通勤へパートナーを送り出し、昨日作ったトンカツの残りを食べながら、雪が一刻も早く止むことを願います。帰りも無事に帰ってきますように;;

 

 

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オランダ生活。急遽、オランダ入国した話(後編)

 

 

前回の続き。

 

 

ダメもとで準備をしてみてそれでもダメそうなら諦めよう。。。自信はさらさらなかったけれど、とりあえず前向きに動いてみようと思い、部屋にスーツケース2個を広げ、すぐに必要なものだけを詰め込みました。

 

 

両親に事情を説明しました。冷静に話そうと思っていたけれどやっぱりそれは難しくて。そして言葉にすると改めて実感が湧いてきて。自然と涙が溢れてきました。前々から渡欧することは決めていたし、EUのニュースを気にしていてくれたので来る時が来たかと言う感じで話を聞いてくれました。母親は「こっちは何とかするから、今すぐチケットを取りなさい。」と私の背中を押してくれました。

 

 

1月31日の発表では細かい情報が未確定で、もしかしたらPCR検査の陰性証明がいるのかもしれない。長期ビザがないと入国できないかもしれない。そんな不安もあり、チケットを取ることを躊躇していたのですが、母親の一言で覚悟を決めました。すぐに携帯で調べて、札幌から大阪便、前泊のホテル、オランダ行きの国際便のチケットを押さえました。

 

 

もともとコロナの影響で乗客が少なかったのか、航空チケット価格も跳ね上がることなく確保できました。大阪のホテルも下調べしていた場所で送迎シャトルバス付きのプランが当日予約できました。

 

 

職場の上司へも休日に連絡したにも関わらず退職を承諾してくださり、なんと赤ちゃん服まで頂いてしまいました。病院へは代理として家族が手紙を受け取りに行ってくれることになりました。電話口の担当看護師さんには温かいお言葉を頂きました。受け取り後スキャンして送ってもらいます。

 

 

週明けの平日には区役所へ「海外転出届」と「出生前胎児認知届」の手続き。社会保険の任意継続手続き。引っ越し荷物の発送。その他本当に色々なことを残したまま旅立ちます。家族の協力なしでは成り立たない今回の渡欧計画。どれだけ感謝してもしきれません。

 

 

幸い、大阪行きの便は夜20時発のため準備に必要な時間はありました。昼頃には同じく事情を説明していた妹も合流し、荷造りを手伝ってくれました。そして中途半端なことはありましたが、なんとか夕方には準備を完了し、2時間ほど実家の家族とゆっくりする時間が取れました。特別なことをするわけでも話すわけでもなく、いつもと同じ日曜日。でもそれがとても心地良く感じました。

 

 

夕方に空港まで送ってもらいます。行く前に実家の犬と夕方の散歩をし、いつも通り散歩後にはご飯がもらえると思って、玄関で足を拭きリードを外すと一直線に行ってしまいました。でもそれで良い。実家の車は大きくないので、スーツケース2個積むと乗車できるのは運転手も含めて3人まで。母親、妹、私が乗って行くことになり、父親とは玄関でさよならしました。特に多くの言葉を交わすことなかったのですが、寂しくなるのでそれでよかったと思います。

 

 

コロナ騒動が落ち着き、すぐに一時帰省できることを心に誓い、実家を後にしました。

 

 

空港に少し早めに到着しましたが、チェックインなどは密を避けるためか便ごとに細かく時間設定がされていたため、意外とゆっくり夜ご飯を食べることはできなかったです。手荷物検査場で見送りにきてくれた母親と妹とお別れしました。実は母親は関空まで行こうか?と最後まで打診してくれていたのですが、大阪に来ることで少しのリスクも負って欲しくないので断りました。気持ちがとても嬉しかったです。

 

 

大阪へ到着し、送迎バスにも無事に乗ることができました。乗客は私しかいませんでした。気さくに話しかけてくれる運転手さん。フロントの方は遅い時間に関わらず暖かく迎えてくれました。私は入国時に見せようと思っていた移民局からのメールをプリントアウトしたかったので、できるところはないかとフロントの方に尋ねました。近くのコンビニと空港のコンビニにも印刷できるところがあることを教えてもらい、その後部屋に着き一息。少しですがパートナーと電話できました。オランダ側のサイトなどを同じく調べてくれてはいましたが、結局具体的なことはわからなかったのですが、とりあえず今できることをしよう。きっと最後は大丈夫だよ。と励ましてもらい眠りにつきました。

 

 

翌日、朝食を食べに食堂に行くと昨日のフロントの方が声をかけてくれました。良ければ必要書類をホテル側でプリントアウトしてくれるとの事でした。臨機応変なフロントの方の対応に驚きと感謝です。私はプリントをお願いして、ホテルの朝食を食べました。出来立てのご飯とお味噌汁が渡欧前に食べられるなんて本当に幸せでした。ホテルからも送迎バスで空港まで送ってもらい、KLMオランダ航空へチェックインしました。その際にも陰性証明等も求められなかったため、一安心。。。

 

 

前回の渡欧同様、同じ便に乗る方は30人程度しかいなく、座席も寝転がれるくらいスペースがありました。1点違ったのは、客室乗務員の方のサービスが通常通りに戻っていた事です。前回はドリンクサービスも最小限の回数、食事の提供も基本的にはお菓子やサンドイッチが袋にひとまとめになったものをもらうなど接触を控えた仕様だったので驚きました。ただマスクに関しては厳しく、食事の時のみ外すことが許可されており、その他寝る時などは常にマスクをするよう促されていました。

それでも今回も最後まで快適なフライトだったことに変わりはありません。これもまた感謝です。

 

 

そして最後、パスポートチェックです。東京からの便と鉢合わせたのかすでに数人並んでいました。さらに客室乗務員の方たちのパスポートチェックも重なりかなり待ちました。ついに自分の番がきて入国目的を聞かれましたが用意していた移民局からのメールを見せると納得してくれて、無事入国できました。

荷物を受け取り、日本・オランダ両方の家族へ入国できた報告をし、駐車場で待つパートナーの母親と兄の元へ向かいました。パートナーは急だったので仕事の休みが取れず来れませんでした。現在コロナの関係で航空券を持たない人は駐車場までで空港内には入れません。こちらも無事に合流し、家路に着きました。

 

 

パートナーが帰ってきたのは夜9時過ぎ。いつも使っているハイウェイが通行止めになっていたらしく、遠回りをして帰ってきたそうです。約5ヶ月ぶりの再会。不安だった今回の渡欧。顔を見た途端、いっきに気が緩み涙が溢れてきました。

 

 

協力してくれた全ての方々に心から感謝します。

 

 

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お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

オランダ生活。急遽、オランダ入国した話(前編)

 

 

今回は私の人生で最大の賭けでもあったオランダ入国について書き留めたいと思います。

 

 

もとより、私はオランダ人パートナーと共に生活をすべくオランダ移住を検討していたところでした。それと同時に出産も控えていた為、加えてタイムリミットもある状況です。さらに追い討ちをかけるようにコロナウイルス問題。。。今まで以上に海外への行き来も制限されている中で話を進めて行かなければなりませんでした。

 

 

オランダはEU各国の中でも割と国境を開いて他国からの入国を進めているようでしたし、EUでも日本は安全な国にリスト入りしていることで優遇されていたと思います。ところが2021年1月29日、EUは昨今の日本のコロナウイルス感染状況の様子から、安全な国リストから除外するという決定を下しました。その時まだ、EUからは除外されたけれどその後の渡航ルールなどの変更は各国に委ねるということでした。

 

 

発表を待っている間は、日に日に行けないのかもという絶望感が増すのと、それでも僅かな期待もあってすごく生きた心地がしなかったです。そして31日の早朝、日曜日だったけれど仕事で朝早く起きる習慣が抜けず、ベットの中で何気なくみた大使館ニュースに心臓が止まるかと思いました。

 

 

オランダ政府は2021年2月2日より、特定の職業や長期滞在ビザを持つ方のみの入国に限る。

 

 

冷静になり文章を読むうちに、やっと頭で理解できたのか涙が止まりませんでした。そして、パートナーへすぐ様連絡し、今後どうするか話し合いました。残された選択は、今日準備して飛ぶか、出産後子供が大きくなってから行くか。。

パートナーからは今日飛ぶことは可能か?と言われました。

 

 

時間がない中、まず当日飛ぶ方法を紙に書き留めていきました。幸いその日は日曜日、早朝6時、家族に助けを求めることが出来ました。1週間後に仕事は辞める事になっていますが、早めてもらうことは可能だと思う。最後の受診予定は5日後で担当者に英文で手紙を出してもらうことになっていたし、役所や契約系は日曜でやっていない為、全てを代理で済ませてもらう必要がある。

 

 

 

 

 

でも、出来ないことはないかもしれない。。。

 

 

 

 

 

それ以前に、今行かなければこの先後悔するかもしれない。

それだけは絶対いや。

 

 

体力的にも不安はあったけれど、まず出来るだけのことはやってみて、出来なかったら諦める。そう決めました。

 

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長くなったので、次回に続きます。

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妊婦生活。子宮筋腫、切迫。

 

 

今回は子宮筋腫を持ちながら妊娠し、その妊娠期間中の出来事を書き留めます。

 

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私は20代の頃、若さゆえに大した病気になどかからないとたかを括っていました。最初に某アパレル企業でアルバイトから社員になり、それからは年1の健康診断が会社の補助で受けられました。

同世代もいたし、年齢層様々な方達と働く環境にあったことで会社から案内が来ると自然と普段の会話がその話題になったりするので、予約して受診する流れが当たり前でした。今思うとすごくその環境自体、恵まれていたなあと思います。

 

 

ですが私は特にその時体調が悪いわけでもないし、20代だし、若いし、健康診断を受けても異常なしって出るはずだから正直、面倒暗いなあくらいのかなり甘い考えでいました。ですがその職場環境のおかげで25歳くらいまでは毎年の健康診断と2年おきに無料で受けられる子宮がん検診に行っていました。

 

 

20代後半で転職したのですが、そこでは健康診断が35歳以上から受けられる規定になっていました。ですがその職場では圧倒的に20代が働いていて、健康の話など出るわけでもなく、健康診断がないことを疑問にすら感じていませんでした。

そんな当時の私が2年に一度の子宮がん検診の案内が来たとしても忙しさにかまけて、何かと理由をつけて行かなくなるのは言うまでもありません。

 

 

そして30代になり、妊娠発覚と同時に子宮筋腫が見つかったのです。

 

 

幸い、筋腫の場所は妊娠中赤ちゃんに問題のないところだったことがなによりの救いでした。無症状で気づかなかったと言うのもありますが、それまでの自分の考えの甘さを激しく後悔しました。その後先生に説明を聞いたのですが、筋腫があると妊娠しづらい、生理症状が重たくなるなど普段の生活に様々な悪影響が出ますし、筋腫は薬を飲めば治るようなものでもなく、大きくなったら手術が必要なものになります。子宮を全摘出したという話も珍しくはありません。

 

 

筋腫ができることを防ぐことはできません。なので出来ることなら、年1で定期検診をし、小さいサイズで早期発見するのが一番かと思います。妊娠に伴うホルモンの影響で大きくなることもあるそうです。私も妊娠初期の筋腫発見時には6cm、それが妊娠中期で9cmと大きくなっています。妊娠していなければ6cmの段階でかなり大きい方で、すぐに何かしらの処置か手術が適用されます。

私は出産後、ホルモンの影響で小さくなるかもしれないので、とりあえず産後様子見です。。。

 

 

そして妊娠中の筋腫による体への影響ですが、最初は妊娠5、6週の頃でした。まだお腹が大きくなっていない時期なのに、子宮の左側がぽこっと硬いものが外側から触れるのです。そしてその頃はつわりで食べる量が少ないからか、便秘気味になり、お腹が張っている感覚が強い上に、筋腫も同じく張っていて痛い。。。姿勢を真っ直ぐにすると痛いので、常に少し前屈みで生活していました。

 

 

次に妊娠6ヶ月くらいの、赤ちゃんの成長が著しい時期です。当然お腹もみるみる大きくなっていった時期ですが、お腹の張りも合わせて強く出るようになり、仕事をしている時は前屈みでなるべくお腹を動かさないように行動したり、寝返りを打つ時ですら痛みを感じました。さすがに異常だと思い、産婦人科へ連絡し急遽みてもらう事になりました。

 

 

いつものように経腹エコーと、妊娠初期に行っていた経膣エコーによりお腹の張り具合をみてもらいました。一番痛かったのは、受診前日の夜で、次の日の午前中に診察だったのですが、その頃には自覚症状が薄くなっていたので自分では大丈夫かもなと思っていました。ですが、先生に診てもらった時も張っている状態だと言われました。自覚症状がないお腹の張りということに一気に不安になったのを覚えています。その日以降は張り止めの薬をもらい8時間ごとに飲むよう指示をもらい帰宅しました。

 

 

お腹が張っている状態とは、子宮がぎゅーっと収縮している状態です。ひどい時は硬くなっているのが外側から見てもわかるくらいになっていました。妊婦さんにとっても辛い状態ですし、赤ちゃんにとっては居心地の悪い環境ですよね。これがひどくなるといわゆる『切迫』と言われる状態になります。

それもこれも検診にしっかり行き、子宮環境を良くしておけばここまで辛くなることもなかったのかなと反省しております。

今後はしっかり検診に行きますし、周りの人にはお節介おばさん的なポジションで話題を投げ続けていきたいです。

 

 

お読みいただきありがとうございます。